どうも、こんそめです。
昨日(6月25日)に衝撃的な発表がJR西日本から発表されました。
それがこちらDEC700形。各鉄道関連ニュース等で大々的に報道されたのでご存じの方も多いかと思われます。
ですが、以前から開発の模様はTwitterやブログなどで細々と情報が流されてきているなど、情報のおもらし的なものはありましたね(苦笑)当ブログでも取り上げようか悩んでいた矢先に今回の報道がなされました。
この発表を受けてブログを書き始めたのですが、解説等を行っているブログ等はたくさん出ているので今回は解説等を行うつもりはありません。
どちらかというと、発表を受けての印象だったり、今後の展望について考えていきたいと思います。少々辛口な箇所がありますが、決してJR西日本を侮辱したいという思いはありません。気分を害されましたら申し訳ないです。
1.私が感じた第一印象
なんというか「またこの顔か!!」という印象を持ちました。恐らくですが、多くの方がこの印象を持たれたのではないでしょうか?
直近で言うと、227系・225系2~3次車が土台となったこれらの顔。始まりは2013年に投入された521系3次車でしたね。
その後も
地元を走る227系や
環状線用の323系などにどんどん顔が継承されていき、今後のJR西日本の標準的な顔となることは明らかでした。
そこで今回のDEC700形の発表に戻ります。今までのJR西日本の行動を見るとこの顔を用いるというのは不思議ではないのですが、今回明らかに異様だったのが「気動車」に採用されたこと!
とうとう気動車にもこの波が来たのかと…。
全国のJRを見てもこんな事例はないのでは?と思いましたが、JR九州の821系とYC1系とかJR東海の313系とキハ25系など…色々前例はありました(笑)
また見覚えのある濃黄色も印象的でした。一つ疑問が浮かんだのですが、115系等に濃黄色が施されたのは「瀬戸内海の光」などをイメージして採用されたものだったのですが、それが今回も継承されています。
そこでDEC700形の運行範囲を考えてみましょう。広クチに配備とのことなので、山口線や山陰本線の益田以西、岩徳線や芸備線等が考えられます。そうです、瀬戸内海とはほとんど縁のない場所がほとんどなんです!
中国新聞社によると、この車両は試作車という位置づけだそうなので、もしかすると事業用車両としての意味を持つ黄色なのかもしれません。
2.今後の展望
このDEC700形、実はすぐに営業運転に入るわけではないようです。上記の公式プレスリリースの画像を見てもらうとわかりますが、スケジュール欄に【今後、試運転、各種性能確認試験、将来に向けた各種技術検証を実施する】と記載があります。なので今後しばらくは試運転が主となりそうです。
性能確認試験や技術検証にどの位の期間が要されるかわかりませんが、試作車と考えると数年単位に渡って走行試験を行う場合も普通にあるので、まだしばらくは本投入はなされないと予想しています。
また、中国新聞社の取材によると「量産の計画はなく、国鉄型気動車の置き換えは行わない」とされており、鉄道ファンが危惧していた国鉄型気動車の破滅というケースは少なくともないようです。
座席も定員90人なのに対し25席しか座席が無いようなので、もしかすると営業運転に入る可能性は薄いのかもしれません。
ですがこの実験結果を基に電気式気動車の開発が加速することは明らかであり、今後の気動車の置き換えはその結果を活かした新型車両によって行われることは確実な物になるようです。
3.最後に
というわけで青天の霹靂とも思える今回の報道でしたが、幸いな事に本投入はされないとのことで、とりあえず一安心ですね。
ですが国鉄形気動車の置き換えへのカウントダウンが始まったことには変わりはないので、この間にキハ40・47形を記録しておくことも必要なのかもしれません。キハ120形はほとんどの車両たちが体質改善工事が施工されていることを考えると、今後しばらくは活躍を続けると思われます。
JR西日本は広島地区の国鉄型電車の置き換えや和歌山地区の105系などのように、短期間に大量に新車を送り込む性質があります。この事から、このDEC700形が本投入されれば2~3年程度で投入が完了しそうな予感がします。もちろん投入ペースがわからないのでどうとも言えませんが…。
また、似通った顔の車両が増えるのは鉄道ファン的には味気なくなってしまい、面白みに欠けてしまいます。私自身も広島地区が227系に染められてからは広島地区で撮影を行う事は無くなりましたし、今後芸備線などもこの顔が繁殖すれば、本格的に地元で撮影をしなくなりそうです(滝汗)
合理化という波には逆らえませんが、各々の車両たちが個性が発揮されていた時代を知る身としては少し残念な気がします。
今回はここまでになります。ご覧いただきありがとうございました!
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