呉人の鉄道部屋

鉄道旅や広島地区の撮影を中心に紹介するブログです!

鉄道に興味を持つきっかけになったスカイレールを記録する

どうもどうも。

 

今回は最終コンテンツとしてスカイレールの撮影記録をご紹介していきます。いやぁ長く続いたブログ記事もこれがラストコンテンツかぁ…。感慨深いものがあります。

スカイレールの詳しい解説は省きますが、住宅団地へのアクセスを目的に建設された鉄道で、今年の5月1日で廃止となることが決定されています。今回はその記録をご紹介していきます。

 

スカイレールの頂上駅であるみどり中央にやってきました。駅の紹介の前にまずはこちらから。

こちらはスカイレール廃止後の代替交通を担う電気バスの車庫になります。全便電気バスでの運行は恐らく広島県初ではないかと思います。スカイレールに引き続き、先進的な交通網がこの「みどり坂地区」を担うようになります。

 

こちらがみどり中央駅

スカイレールの頂上側の終点になります。

 

駅構内にみどり坂地区の地図がありました。

見て分かる通り、住宅街の中を通って山陽本線瀬野駅まで結びます。

 

駅構内から更に上まで伸びる道を撮影。

結構な上り坂が続くので車無しではキツイでしょうからこういう交通手段が求められているのですね。

 

一旦駅を通り過ぎて線路下?の空間へ。写真の奥側は公園になっています。

写真を見てもらえばわかりますが、物凄い勾配になっています。ここをゴンドラのような車両が行き来します。

 

出発を待機しているこちらがスカイレールの車両。200形というものです。

もうじき発車するのでカメラを構えます。

 

下から見上げてみると迫力がありました。下り急勾配を下っていきました。

車内を見ると結構な乗客の数。この後乗ろうと思いますので早めに向かった方が良さそうですね。

それでは乗り込みましょう!

さっきのが行ってから数分程度でしたが8席ある席は既に埋まっていました。車内を見ると乗り納めと思われるファンの人が多数を占めていました。

 

車番は206。

鉄道友の会ローレル賞を獲得しているなど結構な功績を持っている車両です。ローレル賞獲得は知りませんでした…。調べてみるとこの車両が受賞した1999年の鉄道友の会ブルーリボン賞サンライズエクスプレスの285系でした。

 

車内には座席のほかにつり革も設置されており大人数にも対応します。

 

終点部分はスキー場のゴンドラのように回転して戻っていくようです。整備場などもここに併設されているみたいです。

 

車内から進行方向を見るとこんな感じ。

まるでジェットコースターのような感覚になります…。

 

いざ発車!

動き始めの時に結構揺れて駅部分を離れて下が何もないところになるとやっぱり怖いものがありました(笑)加えて下りなので小刻みに揺れるのでより怖さを助長します。

私の場合はそこまで恐怖感はなかったですが高所が怖い人には結構キツイものがあると思います。

 

唯一の途中駅である「みどり中街」に到着。

対向の便とすれ違いましたがあちらも人がいっぱい。あちらも乗り納め目的の人が多いようです。

 

車窓にはひたすらに住宅街が広がります。

だいぶ高度が下がってきたので瀬野川沿いの景色も見えるようになってきました。

 

瀬野駅が見えてきました。

 

駅前ロータリーに試運転中の代替バスが止まっていますね。

 

たった10分の乗車で瀬野駅…ではなく終点「みどり口」に到着。

到着後すぐに回送されるので早く降りましょう。

 

乗っていた車両は手早く転回されて折り返し運用のために向かいのホームに入りました。

 

後続の便が到着。

本来なら15分間隔で運行してるはずでしたが時々臨時便と思われる時刻表にない便が運転されていました。

というかこの便、1人しか乗ってなかったので一本見送ればよかったかな…。

 

到着後は山陽線の上下線と連絡しています。

いずれも乗り換え時間が数分程度であり乗り換えられるのか心配でしたがコンコースが一続きなので2分あれば十分乗り換えられそうです。しかし高齢者などは厳しそうです。

 

みどり口駅から頂上側を見ます。上り勾配のキツさがよくわかります。

ちょうど電気バスがみどり中央方面に向けて出発していきました。

 

バスは勾配を克服するために迂回しながら登ります。多分スカイレールよりは所要時間が延びるんじゃないかな?

 

ロータリーに降りてみました。

乗り場整備も済み、時刻表の設置もされていました。代替バスは昨日(3月30日)から運行が始まっています。

 

みどり口から出発した便を追っていると下ってくる便とすれ違うようだったのでタイミングを見計らって撮影。

 

みどり口駅に入線する様子を見届けて今回の撮影は以上となりました。

 

以上が今回の撮影記録でした。

この度、最終コンテンツにこのスカイレールを持ってきた訳として、このスカイレールが私が鉄道好きになったキッカケでもあるからです。

ギリギリ記憶にあるくらいの幼い頃から母親に連れられてよくこのスカイレールを見に来たり乗ったりしていました。母親いわく、高いところを走るスカイレールは未知の乗り物のような気がしていたのか結構気に入っていたとのことです(笑)その為私の中では結構最初期の鉄道の記憶になっています。まあこれと鉄路を走る鉄道を混在するのは違う気がしますが…。あと並行してアストラムラインも頻繁に訪れていた記憶があります。これは以前にもお話ししましたね。

それから次第にJRに興味を持つようになりました。子供の頃は国鉄広島全盛期でしたからやってくる車種・塗装・行き先も種類豊富でしたからみるみるうちに沼にハマっていきました。そして小4辺りから「鉄道ファン」となり現在に至ります。

 

そんな鉄道ファンになるキッカケともいえるスカイレールがこの度廃止となるわけで…。最後に来たのはいつだったか、もしかすると10年以上来てなかったかもしれません…。身近なのもあって中々足が向きませんでした。なんの巡り合わせか、私が夢をかなえて鉄道会社に入社するタイミングでの廃止です。何か運命めいたものを感じてしまいます。廃止前にもう一度訪れられれば…とは思いますが帰って来られるかはわからないのでお別れに行ってきました。正直最終回にしては絵面が地味な気がしますが、これが私が鉄道に興味を持ったキッカケなので最後を締めるにはこれだろうと思い、採用しました。

 

 

以上で最終コンテンツを締めくくりたいと思います。

2020年から続いたこのブログ更新もこれが最後と考えると感慨深いものがあります。当初想定していたよりも多くの読者登録を頂き、更新日には多くのアクセスを頂き更新を続ける励みになりました。更新が長く空いてしまった事もありましたがここまで続けてこられたのも読者のおかげです。他の人気ブログさんのような新しい話題にフォーカスした記事や考察記事を投稿したりすることは少なく、ほぼ自己満に近いような旅行日記ばかりでしたが反応を見ると楽しんで頂けているようで私も嬉しかったです。

 

長々書き連ねてしまいましたのでそろそろ終わりにしましょう。いまこれを投稿している頃には広島から旅立っています。不安でいっぱいですが運転士になる夢を叶えられるよう頑張りたいと思います!長い間ありがとうございました!!!