呉人の鉄道部屋

鉄道旅や広島地区の撮影を中心に紹介するブログです!

9.7 芸備線乗り通し旅-後編- ~のどかな風景を眺めながら~

どうもどうも。

 

今回も引き続き芸備線乗り通し旅の模様をお送りいたします。前回の模様はこちらからどうぞ。

 

konsome-115.hatenablog.com

 

前回は岡山を経由しやくも号に乗車し、新見駅にやってきたところで終了しました。ここからは芸備線乗り通し旅の始まりです。

その前にお昼ご飯を食べましょう…。

駅前にあったきくや食堂にてお昼ごはん。

オムライスを注文。昔ながらのオムライスでザ・シンプルという感じでとてもおいしかったです!それでいて値段もお手頃だったのでまた訪れたいと思います!

それにしても久しぶりに感動できる料理に出会えました。こんなのでいいんだよというようなシンプルなオムライス。装飾や変わり種などない純粋無垢な料理が食べられて幸せでした。

 

心もお腹も満たしたところで旅行再開。

芸備線の発車は13:02なのでちょっと早い気がしますがホームに入りましょう。

 

意外な事に既に列車は入線済み。新見~備後落合間の乗車は実はこれで2回目という…。景色を目に焼き付けたいと思います!

車内に入って座席を確保…といきたいところですが…?

 

車内は既に多くの旅行客が乗車していました…。

この日は夏休み期間が終わり、ただの平日だったので旅行客は少ないだろうと思いやってきましたがこれは想定外…。夏休み期間だと積み残しとか発生していた事でしょうからこれでも少ないのでしょうかね。

 

幸い座席は確保できそうですがお年寄りの乗車が目立ったので結局立って移動することにします。

 

向かいのホームには津山線の列車も待機。

岡山方面からやってきた普通列車と連絡を取ります。

 

新見駅は古さが感じられる旅情あふれる造りです。

 

最終的に多くの立ち客を生み、盛況の中列車は備後落合に向けて出発。

後面展望を楽しみながら移動しようと思います。

列車は布原駅を出発。

ここは伯備線の駅ながら芸備線の列車しか止まらない事で有名です。

 

備中神代駅を発車。伯備線と別れます。いよいよ芸備線区間です。

 

列車は芸備線最初の駅である坂根駅に到着。

特に紹介があるわけではありませんが、芸備線全駅を撮影するという目標を設けたので撮影しました。結果から言うと、新見~三次間は撮影しましたがそこから先はめんどくさくなったので撮影しませんでした(汗) 取り敢えず廃線危機エリアは網羅したのでいいでしょう。

 

列車は田園地帯を快走。

芸備線といえば必殺徐行という印象がありますが東城までの区間は割と快調に走ります。

 

時には70キロを出す場面も。芸備線の中ではすごく速いという印象です。

 

主要駅である東城駅に到着。

ここまではある程度の地元客の姿は見られましたがこの先は旅人だけという感じでした。廃線協議区間も東城から備後庄原の間ですからね。

 

東城から先は一転して渓谷区間に。

このように川のすぐ上をそろりそろり走る場面が多くみられるようになります。

 

と思ったら急に景色が開けてのどかな風景が広がります。

あまりにもいい風景写真が撮れたのでアプリで加工してみました。個人的に最高傑作といえる出来になりましたがいかがでしょうか!?

 

駅ではこのような横断幕が目立ちました。

晩年の三江線可部線区間を思い出します。そう考えると芸備線の先行きが不安になりますね…。

 

道後山駅に到着。駅のすぐ近くにスキー場がある駅です。

次は終点の備後落合。一駅ですが大回りして14分かけて進みます。

 

駅の掲示をよく見るとなんと「国鉄」の名前が残った看板が!

これは驚きました…。

 

列車は森の中を進みます。トトロの道に通じるあの通路のような雰囲気です。

 

新見から約1時間半、終点備後落合駅に到着!

立ち席ではありましたが雄大な景色を楽しむことができました!

 

ここから乗車するのは三次行きのキハ120。

既に乗り換え客で座席のほとんどが埋まってしまう事態に…。もう覚悟決めて三次まで立ち席で行くことに…。

 

乗り換えに時間に余裕があったので駅舎を撮影。

初めて駅舎を見ましたが案外立派な見た目です。昔は繁盛していたという備後落合駅、今でも交通の要衝としての役目を果たしています。

 

駅舎の中には様々な写真が展示されています。

地元民の鉄道に対する愛が感じられますね。

 

少し遅れて木次線が到着。

首都圏色のキハ120は初めて撮影しました。

 

14時台は3路線のキハ120が集結する一大イベント!

3つとも塗装が違うので色鮮やかで見ていて楽しいです!

 

遅れていた木次線の接続を受けたので数分遅れて備後落合を発車。

 

遅れての出発だったのでまさかの木次線の列車と並走しながら出発!

大都会備後落合といったところでしょうか(笑)

 

引き続き渓谷区間を進みます。

しかし緑が鮮やかで非常に綺麗な景色です!鉄路が廃止になってしまったらこの景色も見納めですから存続してほしいものです。

 

備後落合から山を下ってきました。

 

廃止協議区間の広島側の終端と言われている備後西城駅に到着。

 

芸備線など過去に幹線級路線だった路線ではこのように交換設備が撤去された駅が目立ちます。こちらは高駅。

 

しかし写真映えする田園風景が多いです。

これならむしろ立ち席でよかったと思えます!

 

最近駅がリニューアルされた備後庄原駅に到着。

カープ関連の展示が異常に多いです。

 

ここでは久しぶりの対向列車との待ち合わせ。

向こうの備後落合行きは空いていました。やはり便によって格差が大きいようです。

 

三次市内に入り、神杉駅のあたりから学校帰りの学生さんが多く乗車してきました。学生は車運転して移動できないから鉄道は貴重な移動手段ですよね。鉄路の大切さを再認識することができました。

 

備後落合から1時間20分、新見から3時間かけて三次駅に到着。

久々に栄えた街に来るとなんだか安心できます(笑)

 

次は広島行きに乗り継ぎます。ここまでキハ120でしたがここから先はキハ40形天国なのできっとキハ40形でしょう。

 

と思ったらまさかのキハ120という…。しかもカープラッピング…。

キハ120は座席が固いから好きじゃないんです…。キハ40形のフカフカ座席で移動したかった

…。

 

ここまで立ち続きだったのでさすがに座席を確保。ボックス席は取られてしまったのでロングシート部分で無事確保。

 

ここからは2両編成での運行。

車内には新見から顔なじみの方が何人か見られます。18きっぷで旅していたらよくある光景です(笑)

 

 

志和口駅で列車交換のため長めの停車。

長時間停車の際にはどうしてもホームに立ちたくなってしまうのが鉄道ファンの性。

 

構内踏切と絡ませて。

 

対向列車が来ました。こちらもようやく発車。

 

広島近郊区間に入ると帰宅ラッシュで車内が混雑してきたので終点までカット。

ということで終点広島駅に到着しました!

新見駅から5時間14分かけてようやく乗り通すことができました。長いと言えば長いですが景色の変化がすごかったので乗っていて飽きることはありませんでした。最後の広島近郊区間はちょっとウトウトしましたけど…。

 

今日一日お世話になったキハ120に別れを告げ、帰路につきます。

 

最後は安芸路ライナーで地元まで帰ったのでした…。

 

ということで前編後編で芸備線乗り通し旅をお送りいたしました。個人的には比較的ライトな行程だったので十分楽しみながら移動できたと思います。最初から最後まで内容たっぷりだったのでいい旅になりました。

 

次回からは1泊2日の九州遠征の模様をお送りします。西九州新幹線開通直前の長崎に訪問してきましたので更新をお待ちください!今回もご覧下さりありがとうございました!