どうも、ご無沙汰しております。
まずご報告から。この度、9月初頭に関東遠征に行ってまいりました。その際の記録を関東遠征として紹介しようと思います。ですがその前に色々と最初に説明しておきたいことがありますので0章というような位置づけで色々書き残しておきたいと思います。テーマの都合上、堅苦しい文章が続きますがどうか最後までご覧いただけるとありがたく思います。
現在は全国的に感染状況が大幅に改善されておりますが、関東遠征に行った9月初頭はまだまだ2000人台を彷徨っている中でした。
じゃあなぜそんな中わざわざ遠方の関東に行ったのか。
答えはライブに参加するためです。
「ライブなんて密の代表例じゃないか！」「わざわざ今行くことじゃない！」など色々な声があることは重々承知です。もちろん私も色々懸念はしましたし、直前まで悩みました。8月に5000人台に達したときは行くのを諦めようとも思っていました。
じゃあどういう観点から行くことを決断をしたのか。
大きく分けて理由が3つあります。
一つはワクチン接種を2回済ませたこと。
私は7月下旬に1回目の接種を、8月下旬に2回目の接種を済ませ、旅行に行く際には効果が出始めると言われている2週間以上が経過していました。
ワクチン接種をしたからといって感染しないわけではありませんが、するのとしないのとでは大きく違います。このことから行く決断をした一つの材料となりました。
二つ目はコロナに対する付き合い方が分かってきたこと。
昨年は言うまでもなくコロナに振り回された1年でした。しかし現在はある程度昨年よりはコロナとの付き合い方が浸透してきた気がします。マスクを着けて消毒をこまめにする、人混みを避ける、少人数での行動を行うことなどを守ると感染リスクは抑えられることを学びました。
実際、私は今回ほとんどを単独行動で過ごしましたし、移動時間を短くしたり、人の多いところには行かない、人と会うときも感染には大きく注意しました。また過剰かもしれませんが旅行中は常に二重マスクで過ごしました。効果があるのかは未知数と言われていますが取れる対策は取っておきたいと思い行いました。幸いにも旅行中は酷暑とはならなかったため、熱中症の心配もありませんでした。きちんと対策をすれば大丈夫、という考えが得られたことも遠征を決行する一つの決め手となりました。
三つ目はエンターテインメント業を救いたいという思いがあったこと。
「救いたい」というと少々大袈裟かもしれませんが、実際ライブ等人を集めることを売りにしているコンテンツは大打撃を受けていることは間違いありません。
私が参加したのは「バンドリ」というコンテンツの野外ライブです。バンドリの紹介は話題から逸れるため省きますが、ライブを行う事がコンテンツの魅力でもあるのでライブが出来なくなると大きな痛手となります。バンドリのライブのチケットは競争率の高いライブで知られており、せっかくチケットが当選したのだから参加してみたいという私的な事情があることは認めますが、それ以上にコンテンツが潰れてしまう事を防ぎたいという思いがあり、今回コロナ禍のライブ参戦という異例の行程となりました。
またライブに参加すること自体が不要不急にあたる、という考えを持つ方もおられます。もちろん人それぞれ不要かそうでないかの判断は分かれますし一概に悪いとは言えませんが、私は不要不急にはあたらないと考えます。理由はライブは生もので、その時しか楽しめない何かがあると考えるからです。これが広く理解される見解かと言われるとそうでないかもしれませんが、この特殊な環境下でライブに参加することは何かしらの意味を持つと思い不要不急ではないと考えます。実際参加して良かったと思えるライブでしたし、今しかできない体験もたくさんすることができました。
以上が私が今回コロナ禍の関東遠征を決行した理由になります。所々理解しがたいところもあるかもしれませんが、これらが決断に至る理由であるということを知っていただきたいです。
ではここからはコロナ禍の旅行を行う中で注意を払ったところ、事前準備について紹介したいと思います。
1.宿泊地選び
ここは多くの時間をかけて悩みました。候補地を挙げ何週間も悩みぬいた末宿泊地を選んだ経緯があります。
私は当初新宿に宿を取りました。最初の予約を済ませたのが今年の6月でした。そのときは東京の感染者数は数百人台であり、ワクチン接種が進みつつあるため今後は状況が改善するだろうという考えから、交通の便がいい大都会新宿に宿を確保しました。早く予約したので安く済みました。
状況が変わってきたのが予約を済ました1か月後の7月。徐々に感染者数が増加していき、みるみるうちに過去最多を記録・緊急事態宣言が再発令されるなど急激に状況が悪化しました。こうなっては「新宿で宿泊することなど危険すぎる」と考えました。宿泊地が都内になるとどうしても色々気になる場所があり、欲に負けて外出してしまうため、これではいけないと思い、プランのキャンセル料が免除されていたためキャンセルしました。
ですが8月後半になって感染者数が減少傾向に転じてきました。ワクチン接種も済ませ、コロナとの付き合い方がわかってきたことから行けると判断し、再び宿を確保することにしました。そして都内は危ないので都内から外れたところにしようと思います。
ライブ会場は山梨県の富士急ハイランドでした。そこで八王子か甲府の二択に絞りました。交通の便で言えば圧倒的に八王子に軍配が上がります。ですが都心ではないとはいえ東京都内であることは変わりませんので、やはりここはいけないと思い、甲府を選びました。
甲府での宿選びもこだわりました。駅からなるべく近いところを確保するのはもちろんですが、今回宿泊した「甲府ワシントンホテルプラザ」では「ワクチン接種を済ませた向けの割引」というものを行っていました。そこでは1泊あたり500円の割引が行われており、今回3泊する予定だったので非常にありがたい制度があることを知ったことから、甲府での宿泊が決定しました。（現在は300円に変更されております。）
山梨県では対策が徹底されており、感染者数も東京の隣とは思えないほど低い水準であったことも大きな決め手でした。こうした経緯で宿泊地を選びました。
2.訪れる場所
ここは欲との戦いでした。実はこの度の旅行が初の関東訪問でした。今まで映像でしか楽しめなかった場所に行けるとだけあって色々行きたい場所が挙がりました。
アニメが好きなので池袋、秋葉原。観光として浅草、渋谷、お台場…。鉄道面では引退間際の様々な形式、華々しい特急列車の数々、多くの列車がやってくるターミナル駅での撮影…。それらを撮影する際に密をどう避けようか…。色々なことを天秤にかけ、旅行直前まで悩み続け、旅行に行く前日にようやくプランが決まりました。
結果、今でないと見れないものを優先することにし、今後も楽しめる観光はまたの機会にということにしました。といっても秋葉原は現在多くの店が閉まっていることも事実なので非常に悩みました。実際にどんな場所を訪れたのかは本編の更新をお楽しみに。
3.PCR検査
コロナ禍の旅行という事もあって、どんなに対策を講じても感染する恐れはあります。そのためPCR検査は必ず受けようと決めました。ですが検査費は非常に高額です。検査キットがドラッグストア等で売られていますが、一回の検査で数千円取られることは避けられません。
ところで広島県では事前予約を行えば無料でPCR検査を行ってくれる非常にありがたいサービスがあります。しかも広島駅や広島空港、高速道路のサービスエリアには臨時の検査場が設けられ、そこで検査キットを無料で配布してくれる旅行者の味方のような取り組みを行ってくれていました。県内在住者はもちろん、県外から県内へやってきた方も受験することが可能です。詳細は以下のリンクからどうぞ。（広島空港での検査キットの配布はすでに終了したようです。）
これのおかげで費用をかける事もなくPCR検査を行う事ができました。回数に制限がなかったため、旅行に行く数日前・旅行から帰ってきた翌日・帰ってきた1週間後の計3回受験しました。検査のやり方や問診票も同封されており、今回初めてPCR検査をやりましたが迷わず検体を提出することが出来ました。この取り組みがなければ1万円以上の出費を免れられなかったため非常に感謝しております。
これらの検査を行った結果、すべて陰性判定でした。検査結果が出るまでは自主隔離のような生活を行っており、感染していないか本当に気が気じゃなかったですが、これによって安心することが出来ました。
以上が関東遠征の記事を紹介する前に皆様に伝えておきたかった事になります。全部書ききったと思いますが何せ記事が長くなりすぎたため書き漏らし等があるかもしれません。そのためその都度書き足し等を行う可能性があります。
今回の関東遠征は今までにない緊張感をもって決行したことが伝わったかと思います。今は状況が落ち着きつつありますので、今回私がとったような対策を参考例として旅行を楽しんで頂けると幸いです。しばらくはマナーを守りながら旅行をする必要がありそうです。
これから暫くの間、関東遠征が続きます。記事内で出した画像を頼りに旅の模様を予測しながら更新をお待ちください！
